ロスカットとは強制決済のことです。
ロスカットレベルとは証拠金維持率の規定値のことです。
証拠金維持率が規定値以下になった場合にロスカットが発動されます。
証拠金維持率の計算は、有効証拠金(口座残高ー含み損)÷必要証拠金×100です。
例えば、ロスカットレベルが100%の場合、FX口座の資金の全額で注文すると注文した瞬間にロスカットが発動されることになります。
スプレッドにより注文直後は少額でも含み損が発生するためロスカットレベルが100%を割ってしまうからです。
しかしロスカットレベルが50%の場合、FX口座の資金の全額で注文してもすぐにロスカットにはなりません。
含み損がFX口座の資金の半分まで膨らまなければ50%は割らないからです。
つまり同じ取り引きを行ったとしてもロスカットレベルが100%の場合と50%の場合とでは結果が変わってくるのです。
海外FX業者人気No.1のXMのロスカットレベルは20%です。
ハイレバレッジでトレードできる場合、ロスカットレベルが低いということが特に重要です。
ロスカットレベルの違いが顕著に現れるのがハイレバレッジでトレードができる海外FX業者です。
レバレッジを高く設定できるということはそれだけ少ない資金で大きなロット数でトレードできるということです。
ロット数が大きくなるということは1pipあたりの価格の変動が大きくなります。
海外FX業者人気No.1のXMの場合、最大レバレッジは888倍です。
1ドル=100円とした場合、1万通貨は100万円です。
1pipは1,000円です。
XMならばレバレッジ888倍でトレードできるので1万通貨に必要な証拠金は約1,126円です。
FX口座に1万円あるとすれば8ロット(1ロット=1万通貨とした場合)のポジションが持てます。
1,126円×8ロット=必要証拠金約9,008円
8ロットの場合、1pipの変動で8,000円になります。
1万円の資金で1pipで8,000円の変動です。
大きな利益を生む可能性があることがわかります。
しかしその逆で一瞬で資金を減らす可能性もあることがわかります。
為替レートは上がったり下がったりを繰り返しています。
予想と逆方向に動いてもしばらくすると元に戻ったりします。
場合によってはプラス方向に上がったりします。
このとき、ロスカットレベルが100%などの高い設定の場合、ロスカットが発動し損失でトレードが終わるでしょう。
しかし20%などの低い設定の場合、ロスカットにかからず逆に利益となるかもしれません。
そのかわり、ロスカットレベル20%でロスカットが発動すると残りの資金はだいぶ減ってしまいます。
FXのトレードは証拠金維持率を高く保ちながら行うことが重要だということです。