アメリカの金利は日本の住宅ローンに影響するのか

私が組んでいる住宅ローンは「変動金利」です。
そのため、いつ金利が上昇するか気になります。

変動金利はどうやって決まるのか。

変動金利は政策金利に連動します。
各金融機関が「短期プライムレート」を基準にすて半年ごとに利率を見直しています。

この短期プライムレートはどのようにして決まるのか。
金融機関同士がお金を貸し借りする際に適用される「市中金利」に連動しています。
この市中金利をコントロールしているのが日本銀行が設定する短期金利(政策金利)なのです。

住宅ローンの変動金利は日本銀行の政策金利に大きく影響されるのです。

景気をよくするために投資や消費を促進したいときは、お金の貸し借りがしやすいように政策金利を下げます。
これを「金融緩和」といいます。

景気が悪いときは金利が低いのはこのためです。

では、景気が良くなってきたらどうなるのか?

変動金利の利率が高くなることが予想されます。

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マイナス金利の影響

日本銀行がマイナス金利政策の導入を発表しました。
そうです、0(ゼロ)より下の金利です。
お金を預けていると手数料がかかってしまうということです。

マイナス金利になったことで住宅ローンの変動金利の利率が下がります。

マイナス金利の影響は固定金利のほうが大きいようです。
固定金利の利率が大きく下がりました。

アメリカの金利が日本の住宅ローンに影響を及ぼす?

アメリカでは利上げが行われました。
日本はマイナス金利。

これにより日本の住宅ローンに影響が出ます。

アメリカの利上げにより、アメリカの債券を持っていると利益が上がります。
利率の良い債券ですから。

日本の国債を買っていた人も、アメリカの国債のほうが儲かるということで切り替えます。

国債の価格は需要と供給の関係で決まります。
国債の数に対してほしい人が多いと国債の価格は上昇します。
ほしい人が少なくなると価格は下がります。

これにより、米ドル高、円安になります。

円安が進むと株価が上昇し債券価格は下落します。
そのため、長期固定金利型の住宅ローンの金利は上昇する要因となります。

しかし現在は日本銀行が「量的・質的金融緩和」により長期国債を買い上げる政策を行っています。
これにより長期金利は低水準で推移しているのです。

この「量的・質的金融緩和」がいつ解除されるのか。
消費税率10%へ引き上げが控えていますので当面の間は継続されることでしょう。

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